─あの日。美味しいと微笑んだ君の顔が、どうしてか忘れられないんだ。──
これを一目惚れと言うのだろうか。
その日やって来た彼は少し顔色が悪かった。
具合でも悪いのだろうかと心配になり様子を見ていると、珈琲を一口飲んだ彼が、
「…美味しい……」
ほっ…と幸せそうに顔を綻ばせて…。
思わず、手に持っていたカップを取り落としそうになってしまった。
あれ?なんだろう…。
胸が鳴る。顔が熱い。
この気持ちは、なんだろう…?
人嫌い大学生と路地裏にひっそり建つカフェのマスターとの物語。
小説『朝はあなたの珈琲が飲みたい。』の続編?の様なものをちまちま書いていきます。
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