君の情熱的な愛と、僕の密やかな恋

   『君の情熱的な愛と、僕の密やかな恋』あらすじ

 主人公である都井岬 砥石は男Ω性としてこの世に生を受けたのだが、それを理由にこれといって卑屈になることはなく、むしろそれそのものが自分の一部であることを受け止めて生活を送っている、高校生のテンプレートらしい高校生であった。主人公には同じ性別の神威岳 司という友人がいた。彼はΩ性にとって幸せとは『早々に運命の人と巡り合うこと』と考えており、実際に赤い糸で惹かれ合う相手(野薊 のぎす)と関係を育んでいた。ある日、主人公は友人に連れられ野薊が籍を置いている『Ω研究開発製作所』というΩ性が一個人として社会を渡り歩けるようにと様々な製品を開発している場所へと赴き、何やら物騒な装備を渡される。
 その帰り道、主人公が一人になった所を、無差別にΩ性を襲撃している厄介な組織の一人に襲われるも、なんとかやり過ごす。翌日、その旨を報告する為に主人公は友人と共に研究所へと向かっている最中、またしても組織の一人と出会ってしまい、彼女の罠にはめられ、敵の組織のトップの根城へと運ばれてしまう。部下が得意とする武器を織り交ぜ攻撃を仕掛けてくるトップに打ちのめされそうになる主人公と友人。生命を諦めたその時、この場所へと拉致したあの女性が今までの怨念から組織を裏切り、主人公達を助けに入る。窮地に立たされるトップは、今回のΩ襲撃事件を起こしたのは自らの過去の恋愛にΩ性を憎む経緯があったからと語り始める。最期の力を振り絞り、反撃にでるトップではあるが、そこに現れた野薊により狙撃される。
 慌ただしいひと時を過ごし、主人公は以前より運命を感じていた人が働いている喫茶店を訪れ、彼から「君に強く惹かれていた」と告白され、運命の人は確証へと移るのであった。

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