それは「空は青い」とか「呼吸をしないと死ぬ」とか、そういう当たり前のもので。
それは日常、生活の一部でしかなくて。
所詮はそんなものになってしまっていて、好き嫌いの問題ではなくなってしまったのに。
時折思い出してしまうそれは苦くて苦くて苦くて。
…自分らしくもないなと思いながらも、苦しく感じてしまって。
でも、やっぱり人生の付随物であるそれはどこへでもついてくる。
生きて、生きて生きて。もう何も感じなくなったそれを一瞥して。
何も感じれなくなった日常に、また何も感じてなくて。
…それから抜け出せたら、どんな風になれてたんだろうか。
時は中世、処刑人として淡々と罪人の首をはねていたアダム。
ある日、罪人に道連れに殺されてしまったアダムだったが『地獄』で目を覚まして____
はじめまして、ユオンと申します。
処女作で拙いところも多々あるとは思いますが、生暖かい目でいいので見守ってくださるとありがたいです。
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