陰陽師だけど祓えません。
小さい頃から、他の人には視えないものが視えた。
「西京学園で、調べてきて欲しい事があるんだ」
そんな兄の一言で始まってしまった全寮制男子校での高校生活。終わってる。始まる前から終わってるって。
西京学園という名の最凶な学園には、人ではないものが人として通っているらしい。それを見極めろと。んな馬鹿な。
「…お前、見えるのか」
やべ、バレた。ここまでの俺の努力が水の泡か。人魚姫の如く泡となって消えるってか。馬鹿野郎。
「…俺に靡かないとは、気に入った」
そんな少女漫画の王道まっしぐらなセリフは良いから。お前は何気取りだ。お帰り下さい。
「それでも、俺は、」
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霊やら妖やら色々な物が見えてしまう陰陽師の血筋の主人公が全寮制男子校に送り込まれる話。
■物凄く王道学園の設定ですが、非王道です。(?)
■陰陽師関係については完全に捏造です。全体的にそもそも陰陽師要素すくなry
タイトル詐欺とはまさにこの事。
■もう一つの小説が行き詰まった時のリハビリも兼ねてます(小声)
■2020/05/05(何億年ぶりかの更新ですみませんでした…)
著者 : 壱
2021.03.22
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