百合の花の叫び
私立城ケ崎大学に在学中の雨谷雫月(しづき)。
友人にも恵まれ、彼女に不自由したこともない。
そんな彼の目についたのは、常に敬語で柔和な笑みを浮かべている男、多田樹だった。
入学式の日、一瞬目にした悲しそうなあの顔が忘れられない…どうしても忘れることが出来ない。
まるでそれは、百合の花が泣いているかのようだった。
「…いかにも優等生って感じ。ばっかみてえ」
優等生の仮面の下に隠した真実とは。
これは、歪な愛が正常な愛に戻るまでの物語。
11月29日追記
読者の皆様、いいねやお気に入りetcありがとうございます。更新はあと1カ月ほど続く予定ですので、これからもよろしくお願い致します。
※前作『ふわりと舞う桜は』とリンクする箇所がございます。
※この小説は、以前同サイトに掲載していた小説を加筆・修正したものです。
タイトルは以前と変わりありませんが、作者名は変更をしております。
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(イラスト投稿垢です)