猫かぶりな君と、嘘吐きな僕

そいつとは、海外研修費用を貯める為に始めた家庭教師のバイトで出会った。
僕の生徒は、中学3年生の純粋そうな一条渚君。
そいつは渚君の2つ年上の兄で、渚君を溺愛する一条海(かい)。
容姿端麗、スポーツ万能。人当たりが良くて優しいと噂の優等生。
でも、見るからに猫を被った本音を見せない笑顔を浮かべて、子供らしからぬ挨拶をして来た事自体からして気に入らなかった。
そんなある日、僕がセフレの男とラブホから出て来たのを兄の海に見られてしまい
「渚の家庭教師を辞めてくれ」
と迫られる。
売り言葉に買い言葉で、何故かこいつと関係を持つ事になってしまい…。

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